危険性の高い農薬・殺虫剤の成分とは?
2018/04/09
農薬や殺虫剤、なんとなく身体に悪いのはわかるけど、具体的には何を避ければ良いのでしょう?
農薬は普段触れることないし…、と思っても、殺虫剤として使用されている場合もあるのです。今回は、農薬・殺虫剤に使用されている有害な成分をご紹介します。
【ベルメトリン】
家庭用殺虫剤によく使われている合成ピレスロイド系農薬です。もし身体に吸収されると、疲労感、筋肉痛、記憶力減退、呼吸器障害、胃腸障害、ふるえや発疹などの症状が出ることがあります。
スプレーした薬剤を吸い込んだり、薬剤のついた場所を触ったりすると大変危険です。
特に小さな子どもは抵抗力もない上に、噴霧した場所にはっていき、手で触ったりなめたりしかねないので、充分注意が必要です。
【テトラメトリン】
農薬をはじめ、家庭用殺虫剤、衣類の防虫剤など広く使われている合成ピレスロイド系農薬です。
体内に吸収されると、嘔吐、下痢、頭痛、耳鳴り、意識が遠のくなどの症状を起こし、重症の場合は呼吸困難やふるえが起こって大変危険です。皮膚過敏症、気管支喘息、鼻炎、結膜炎になることもあります。
吸い込む、触る、なめるなどだけでなく、衣服や寝具、家具や食器、食品などに付着することでの二次汚染のおそれがあるので、家庭内での使用は大変危険です。
【ディート】
主に虫除け剤に含まれている農薬の一種です。クリームタイプでもスプレータイプでも、ディートが含まれているものは経皮毒の可能性が高くなるので、特に小さいお子さんには使用しないようにしましょう。
吸収されると、神経系の障害や皮膚障害を起こすことがあり、虫除けスプレーで幼児が脳障害を起こしたという実例もあります。
人によっては、皮膚が焼け付くように感じたり、発赤、水疱が現れることもあります。
虫刺されを気にするあまり、子どもに虫除け剤を塗布するのは危険だということを、よく覚えておいてください。
農薬は使わないと安心していたら、殺虫剤に使われていたなんて!身近にある有害なもの、特にお子さんには大変危険なので、注意しましょう!
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