本当は気をつけるべき植物由来その2
2016/11/16
植物由来にまつわる気をつけるべきこと。前回は、植物エキスには、肌に直接活力を与えるような薬効はほとんどないという話をご紹介しまいしました。今回は、意外に思われる方も多いかもしれませんが、植物には毒があるというお話です。
知っていますか?植物毒
みなさんは、「植物毒」という言葉を知っていますか?植物は、天敵の微生物を撃退するために「植物毒」という毒を持っています。動くことができない植物が、これまで繁栄する為には必要な知恵だったのですね。毒キノコは極端な例ですが、植物は外敵から身を守るために、自らのなかに毒を蓄積している、ということなのです。
だから、植物由来にも毒があるかも?!と疑ってみる
植物は、薬草など「薬」としての一面がある一方、「毒」という側面もあります。薬と毒は表裏一体ということでしょう。いずれにしても、「作用」、「効能」、「刺激」があるということなのです。特に今まで使われたことのない「新開発」の植物由来の成分は、注意が必要です。新しいということは、それだけ沢山の人たちが使用した実績やデータが少ない、ということになるからです。白斑被害のように、科学物質と変わらない有害なモノ(「毒」)が含まれていた、ということが、後になって判るケースも実際にありますよね。クレンジング後や入浴後などは、皮脂が薄くなって皮膚が無防備になるタイミングです。今の化粧品をそのタイミングで使用して大丈夫なのか、よく見極める必要があるのではないでしょうか。
大事なお顔だからメイク落としや洗顔フォームの成分は要チェック!
メイク落としや洗顔フォームに配合されている成分が、浸透をうながす合成界面活性剤ではないか?もしくは、皮膚のバリア機能を保てるものなのか?それをチェックするだけでも随分違います。むしろ、必ずチェックしてもらいたいです。「植物由来の天然成分」というフレーズにダマされず、しっかり成分を確認してくださいね。
植物が必ずしも肌に優しいとは限らないということをご理解いただけましたか?もちろん、すべてが毒になるということではありませんが、使っている化粧品が少しでも合わないと感じているなら、植物由来であっても使用を控えるなど工夫をしてくださいね!
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関連項目
『本当は気をつけるべき植物由来その2』について、多くの人に知って欲しいです
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