身近なところに潜む環境ホルモンに注意!
2016/11/16
そもそも環境ホルモンって何?
体に有害だと言われることが多い「環境ホルモン」
よく、プラスチック容器に熱い食べ物を入れると、環境ホルモンが溶け出して、体によくないよ、と言われます。これは有名なダイオキシンと呼ばれる毒で、環境ホルモンですね。
環境ホルモンとは、環境省によると、
環境中にあって、私たち人間を含めた生物の本来のホルモン作用をかく乱する物質を一般に「環境ホルモン」と呼んでいます。生物に対して、ホルモンのような影響を与えるものということで、「環境ホルモン」という用語が用いられてきています。
人間でいうホルモンは体内で合成、分泌され体内を循環し別の細胞で効果を発揮する物質です。ホルモンが伝える情報は生物の正常な状態を支え、都合よい状態にする重要な役割を果たしています。
環境ホルモンは人の体内に入ると、ホルモンの働きを阻害したりするとされています。
いわゆる内分泌(ホルモン)の攪乱(かくらん=かき乱す)を引き起こす化学物質なのですね。
環境ホルモンの種類は70種類以上も
一言で環境ホルモンといっても、種類はたくさんあって70種類以上にも及ぶそうです。
それらが生体の体内に入ると、結果、どうなるのでしょうか。環境ホルモンが起因として懸念されているものでは、下記のものがあるようです。
1.アレルギー(アトピー含む)
2.子宮内膜症
3.不妊症
4.乳がん・卵巣がん・子宮がん
5.発達障害など
6.精子数の減少、精子奇形率の上昇
7.性同一性障害
8.精巣癌、前立腺癌の増加
9.学力低下
10.パーキンソン病
11.生殖器の異常
どれも近年増加傾向にある疾患や症状ばかりですね。
環境ホルモンは、化学物質を多用されるようになった近年の産物なので、関連があってもおかしくありません。
これらの起因が懸念される環境ホルモンは、どうやって体内に侵入してしまうのでしょうか。
プラスチックの食器やカップラーメンの器など、口から入るものだけではなく、日頃使っている日用品からも環境ホルモンが体内に侵入する可能性がある、ということは、あまり知られていないようです。
これについては、「身近なところに潜む環境ホルモンの影響」で、詳しく説明いたします。
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関連項目
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