現代の大人は胎児期に汚染の影響を受けている?
2016/11/16
高度経済成長期の日本、つまり今から30〜40年ほど前は、現在の中国のように大気汚染真っ最中。
ダイオキシン汚染もピークでした。その当時に生を受けた人が、今は次の世代を産み育てています。
では、胎児の頃に受けた影響はどう連鎖しているのでしょうか?生まれながらにして汚染の影響を受けている可能性を示唆します。
胎児期に汚染の影響を受けた現代の大人たち
少子化が問題となって久しいですが、単に生活水準の問題だけでなく、精子や卵子の数が減り、原因不明の婦人病が劇的に増えていることも、少子化の一端にはあります。
母親のお腹にいた、最も危うい胎児期に有害な化学物質の影響を受けたからではないか、という考えがあります。
現代の大人たちは、知らないうちにリスクを背負って生まれてきたのです。
特に婦人病は発症の増加と若年齢化が目立って増えており、やはり胎児のときの影響が原因ではないかと言われています。
悪い要素を引き継いでしまう?
現代の大人たちが初代だとしましょう。その子どもたち、孫たちはどうなっていくのでしょうか?
心配されているのは、有害化学物質の影響を受けた世代から生まれた子どもたちは、不安要素を引き継ぐのではないかということです。
有害化学物質は身体に蓄積されやすい話は以前にもしましたが、生まれた時に影響を受け、生活の中でも有害化学物質に囲まれています。
蓄積をくり返した母親から、さらに赤ちゃんが生まれると……、この赤ちゃんも生まれながらにして有害化学物質の影響を受けていることになってしまいますね。
このような悪循環は、どのようにしたら断ち切れるのでしょうか?
アトピーやアレルギーが増えているワケ
環境ホルモンは、免疫力を低下させると言われています。
そして先天性アトピーの子どもは、生まれつき免疫機能が不全だとされています。
この事実から、環境ホルモンの影響を疑わざるを得ませんね。今やアトピーやアレルギーは、幼児の8割近くいると言われており、有害化学物質の影響を受けた母親から生まれた子どもたちも、引き継いで影響を受けていると言えるのではないでしょうか。
有害化学物質の悪循環から逃れる方法はないのでしょうか?
生まれながらに受けた影響だから仕方ないとあきらめず、次の世代のためにも不安要素を取り除きましょう。
参考文献:女性を悩ませる経皮毒
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