その症状、病気かも？！子宮内膜症の主な症状とは？

簡単にいうと、子宮内膜とよく似た組織が、子宮以外の場所で増殖するのが子宮内膜症です。

つまり、人によって増殖する場所も量も違うため、症状も同じではないのです。主な子宮内膜症の症状をご紹介するので、自分に当てはまるかどうか確認してくださいね。

とにかく激しい生理痛

子宮内膜症の一番の特長は、激しい生理痛を伴うことです。生理痛が陣痛と同じくらい痛かったなんて経産婦の話もあるくらいです。

生理がはじまると、下腹部に激しい痛みが走り、外出どころか仕事さえ休まなくてはいけないほど重症な人もいるようです。

「生理痛ぐらいで」と、理解されにくく、社会的に孤立してしまうケースも。市販の薬をたくさん飲んだり、一人で悩みを抱えて精神的にも追い詰められたりしてしまう前に、あまりに辛い生理痛の人は婦人科を受診してみましょう。

子宮内膜症の痛みって？

子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮以外の場所で増殖する病気なので、人によって病巣の場所がさまざまです。
だから、痛みの種類や痛む場所も人それぞれで、同じ病気といえども症状が多岐にわたります。

日本子宮内膜症協会の調査では、

・月経時の激しい下腹部痛……89％
・月経時以外でも激しい下腹部痛……76％

という報告があり、生理の時だけ痛むとは限らないようです。

その他の症状

激しい下腹部痛が大半を占めていますが、子宮内膜症には他にもさまざまな症状があります。

・腰痛
・レバー状のかたまりを伴う過多月経
・性交痛
・頭痛
・肩こり
・便秘
・疲労感
・冷え性　など

一見、子宮内膜症とは関係なさそうな症状もありますので、生理痛がなくても気をつけておいた方がいいでしょう。

子宮内膜症かも？

多かれ少なかれ、生理痛があるのは当たり前…と、軽く考えたりしていませんか？子宮内膜症は、将来不妊の原因にもなる病気なので、注意が必要です。

・日常生活が困難なほど生理痛がつらい
・鎮痛剤を飲んでも生理痛がおさまらない

など、生理痛がひどいようでしたら、子宮内膜症を疑ってみた方がよさそうです。

いずれにしても、あまりにひどい生理痛は自分が辛いだけでなく、周囲にも理解してもらいにくいものです。
毎月生理痛で仕事を休むとなると、社会ではなかなか難しいですよね。一度婦人科を受診することをおすすめします。

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