安全なシャンプーって結局どんなシャンプー?
2018/07/19
合成界面活性剤がよくない、洗いすぎはよくないと、よくない情報はよく見かけるけど、ではどうしたらいいの?
と思う人も多いでしょう。
ここでは、安全なシャンプーの条件を考えてみます。
安全なシャンプーの条件
本当に安全なシャンプーって何でしょう。以下に5つの条件を挙げてみます。
・泡立ちがいい
・すすぐ時にきしまない
・肌への刺激が少ない
・目への刺激が少ない
・地球にやさしい
こうして並べると、至極当たり前のようですが、この条件すべてを満たすとなると意外に難しいのです。シャンプーは洗い流すんだから、なんで洗ってもいいでしょう、という時代ではありません。
毎日使うことで、人体には経皮毒という肌バリアを破って有毒物質を蓄積するという害、そして洗い流すことで地球を汚染するという害があるのです。そこを踏まえた上で、シャンプーとして優秀なものがあるのでしょうか。
石けんを使うと時代が逆戻り?
肌にやさしいシャンプーを作るために、タウリンを使用したベビーシャンプーが開発されましたが、泡立ちがよくありませんでした。
これを改良するために石けんをベビーシャンプーに加えることも検討されましたが、結局石けんでは髪がきしむ問題がクリアできず、また、石けんカスで洗濯機が壊れ、下水道が詰まることでヘドロが増え、合成界面活性剤が登場してきた歴史の真逆をいってしまいます。
石けんに変わる何か、条件を満たすシャンプーはできないのでしょうか?
お酢系シャンプーが実現できる!
石けんが肌にやさしいことは間違いありませんが、髪を洗うときしんだりしてシャンプーとしては向いていません。そこで、お酢由来の界面活性剤が開発されました。石けんのいいところを残しながら、理想のシャンプーに近づけるため、化学式とにらめっこしながら開発されたのがお酢由来の界面活性剤なのです。
名前は「ラウレス-3酢酸」というもので、亀田宗一氏らによって開発されました。残念ながら市販されていませんが、大きくシャンプーの未来を変えていってくれるかもしれませんね!
耳慣れないお酢系シャンプーですが、本当にいいものなら早く一般に出回って欲しいですね。
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