輸入化粧品の「医薬部外品」ってどうなってるの?
2018/11/26
日本だけのきまりで「医薬部外品(薬用)」という化粧品が存在します。
では、日本の法律に照らし合わせた時、医薬部外品に分類されるべき輸入化粧品は、どうなっているのでしょうか?
本当に安全で信頼できるものなのか、よく考えてみましょう。
輸入化粧品の医薬部外品
医薬部外品とは、医薬品と化粧品の間に分類され、何らかの効果があるとして厚生労働省が認可した成分を一定量使用しているもののことです。世界を見ても日本だけのもので、外国の化粧品にはそのように分類されているものはありません。
そこで問題になるのが、日本では医薬部外品にあたる外国の化粧品が日本で販売される時のことです。どんなチェック機能があるのでしょうか?
輸入化粧品は書類提出だけ?
医薬部外品には美白化粧品や育毛剤などが代表としてありますが、それらが外国から入ってくる際の手続きとはどんなものでしょう。厚生労働省によると「必要書類を作ってもらい、提出してもらう」という返答があったそうです。
つまり、安全性の確認のために、輸入するたびに検査や審査をしたり、担当者が外国へいって確認するいったことは行われていないようなのです。高級でデザインも美しい輸入化粧品ですが、本当に安全なのかどうかは、個人の選ぶ力にかかっているようです。
同じ成分なのに複雑な名称の医薬部外品
悪いことに、医薬部外品の全成分表示のルールは特別で、化粧品と同じ成分なのに表示名称を化学名にしたりして、別の名前を使ってもいいことになっています。
しかも、成分の多い順に表示しなければならない化粧品に対して、医薬部外品の表示は順不同。これでは、一般の消費者が成分を調べようと思っても、特別な成分事典が必要ということになってしまいます。
日本と外国の違い、また医薬部外品と化粧品の違いをよく知って、何が本当にいいものか見極めていきたいですね!
憧れの輸入化粧品ですが、安全で確かなものかどうかは、自分でしっかり確認したいものです。
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