人間にもあてはまる?世界各地の野生動物に生殖異常?!
2016/11/16
わたしたちの身体は、ホルモンが分泌されることによって、身体の代謝や神経伝達など生体活動のあらゆる調節機能を持っています。そこに環境ホルモンと呼ばれるものが介入すると、身体はどうなるのでしょうか?動物たちの異常が発見されています。
環境ホルモンってどういうもの?
まだわかっていない部分も多い環境ホルモンですが、現在は環境ホルモンの多くが女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」によく似た作用を持つことがわかっています。
その他、副腎皮質ホルモンや男性ホルモンに似た働きをするものなどがあり、少なからずともわたしたちの身体に影響を与えていると言えます。
ホルモンの作用にはレセプター(受容体)が必要
ホルモンは、それだけで作用しません。ホルモンを受け入れるレセプター(受容体)があってはじめて、そこにある組織や器官に作用するのです。
では、本来身体から出していない、エストロゲンに似た環境ホルモンが体内に入ってきたら、どうなるでしょう?環境ホルモンは、エストロゲン受容体と結びつき、本物のエストロゲン活動の邪魔をしてしまうのです。
エストロゲン(女性ホルモン)は男性にもある!
エストロゲンというと、女性だけのものかと思いがちですが、男性にもあります。人間以外の動物にも、両方の性でエストロゲンとその受容体は存在しているのです。
前にも書いたように、(1兆分の1グラムで障がいを引き起こす?!環境ホルモン)女性でもその分泌は一生にたったのスプーン一杯分!だから、少量で影響を受けることは言うまでもなく、女性ホルモンに似た環境ホルモンが干渉してくることで、想像もできない影響があることは容易に想像がつくでしょう。
野生動物に発見された生殖異常
シーア・コルボーン著『奪われし未来』では、アメリカ五大湖周辺の野生動物たちの生殖異常が報告されました。その後も世界各地で野生動物に
・メスがオスになる
・オスのペニスが小さくなる
などの生殖機能の異常が見つかっているのです。原因は、その地域を汚染している化学物質ではないかと考えられており、その化学物質こそが環境ホルモンではないかと疑われているのです。
野生動物たちの絶滅の危機は、どんどん報告されています。動物の一種である人間にも、影響がないとは言い切れませんよね。どうすれば身を守れるのか、一緒に勉強していきましょう!
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関連項目
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