気をつけるべき、化粧品やパーソナルケア製品に含まれる発がん物質
2016/11/16
明らかな発ガン性が認められているのに未だに使用されている化学物質があると聞いたら、びっくりしますよね><でも、これが現実なんです。今回は代表的なものをご紹介します。
泡立ちよくするために幅広く使われているジエタノールアミン(DEA)
まず、未だに規制がはっきりとされていない物質にジエタノールアミン(DEA)があります。DEAは、化粧品やパーソナルケア製品にも幅広く使われており、シャンプーなどの泡立ちをよくしたり、クリーム状のものの触感をよくするために使用されています。
DEAは、保存料の亜硫酸塩(日本では発色剤としてソーセージ等の食品に使われています)と反応すると、強力な発がん物質、ニトロソジエタノールアミン(NDEA)が生まれることが分かっています。ニトロソジエタノールアミンは高い発ガン性があるとされています。
亜硫酸塩がたとえ入っていなくても大気中の窒素酸化物と反応してニトロソジエタノールアミンを生み出すので、絶対に避けたい物質です。アメリカでも使用禁止を求める勧告がなされていますが、はっきりとした規制がないのが実情です。
分かりづらい名前でやってくる界面活性剤
次に、酸化エチレンとジオキサンです。この二つの物質は、シャンプー、ヘアコンディショナー、洗顔料、ローション、クリーム、合成せっけんなどに含まれています。
実際に製品に表示される成分名は、ポリソルベートやラウレスといったアルコールエトキシレートやフェノールエトキシレートと呼ばれる、洗浄剤や界面活性剤です。この成分に含まれる酸化エチレンやジオキサンは蒸発しやすい強力な発がん物質で、容易に皮膚から吸収されますし、吸い込んでしまうこともあります。
ジオキサンにさらされた家具製造業者を対象に行われたアメリカの研究では、鼻咽喉ガンが異常に多く認められたことが分かっています。
ベビーパウダーにも発ガン性物質??
最後は、赤ちゃんにもリスクが及ぶ、タルカムパウダーです。鉱物の岩石の一種である滑石の粉を主体とした散布薬で入浴後の汗止めなどに使用されています。ベビーパウダーにも使用されてます。タルカムパウダーの原料の滑石に石渡(アスベスト)が含まれることがあります。
アスベストを扱う職場で働く女性は、アスベストの粉が性器を汚染し、卵巣にまで達する可能性が1960年代初頭に分かっています。日本でも断熱材等に使用され問題になりましたね。
けれど、パウダーに含まれる化粧品用のタルクを頻繁に使うと、アスベストが入っていなくても、卵巣がんの発生率が約3倍に増えることが、1982年以降の研究で明らかにされました。
怖いのは、タルクを使ったパウダーが赤ちゃん用にも使われていることです。タルクを使ったパウダーを乳幼児にはたくと、多量の粉を吸入し、急性や慢性の肺刺激(タルク肺)を起こして、脂肪することもあります。ドキッとした方は、成分表を要チェックです!!
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関連項目
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