衣類や手袋からも経皮毒?!アレルギーの原因となることも
なんと、私たちの着る洋服や、ゴムの手袋にも経皮毒の危険が潜んでいるというのです。
そう、皮膚に触れるものすべての製品に、経皮毒の可能性があるので、自分と家族を守るためには注意しなければなりません。
では、身につけるものに潜む経皮毒について見ていきましょう。
化学繊維でアレルギー?
日頃着ている洋服には、天然繊維と化学繊維があります。
天然繊維とは、綿・麻・絹・羊毛・モヘヤ・カシミヤ・アルパカなどがあります。
化学繊維は、ナイロン・ビニロン・ポリエステル・ポリウレタン・アクリルなど。これらはアトピー性皮膚炎やアレルギー体質の人が触れると、まれにアレルギー反応を起こすことがあるそうです。
ちなみに、綿製品でのアレルギー反応の発症例は少なく、比較的安全な衣類です。アレルギー体質の人、乳幼児はできるだけ綿製品を選んであげると安心です。すべては無理でも、直接肌に触れる肌着だけは綿にするなど、工夫してみてください。
天然ゴムアレルギーの多発
最近「ラテックスアレルギー」と呼ばれる天然ゴムによるアレルギーが急増しています。
しかもアナフィラキシーショックという急性のショック状態を引き起こす場合もあり、大変危険です。
日頃からゴム手袋を使用する機会の多い医療関係者、患者、ゴム製造者などに発症者が増えており、日常生活を脅かしています。
1度アレルギーが出た人は、アナフィラキシーショックを起こす可能性があります。また、注射の時に腕をしばるゴムバンド、ゴム手袋をした歯医者さんに口を触られた、子どものゴム風船でじんましんなどのアレルギー症状が出ることもあり、大変危険です。
ラテックスアレルギーに関連するアレルギー
なぜ天然ゴムでアレルギーが起こるかはっきりと解明はされておりませんが、生体防御タンパクに反応しているのではないかと言われております。
関連性のあるものとして、バナナ、キウイ、クルミ、アボカド、パパイヤ、トマト、グレープフルーツ、じゃがいも、メロン、無花果、ピーナツなどのフルーツにも生体防御タンパクがあるので、ラテックスアレルギーを起こしたことのある人は、これらのフルーツにも注意が必要です。
意外なところにも、アレルギーを起こす経皮毒があるのですね!
日用品ばかりでなく、着るものや手袋にいたるまで、気をつける必要があります。1度アレルギーを起こしたことがあるなら、細心の注意を払ってください。
参考文献:経皮毒
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関連項目
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