キッズコスメの流行と、その危険性
2018/03/19
日本能率協会総合研究所の調査によると、3〜9歳の子どもの化粧経験はなんと80%以上、驚いたことに70%以上が月に1回以上はメイクをするということでした。
それほどに子どものメイクは浸透し、普通になっているということです。子どもがメイクすることは、果たして経皮毒の側面から見るとどんな影響があるのでしょうか?
未発達な子どもの皮膚
子どもは大人に比べて身体が小さいですよね。もちろん体重も軽く、体表の面積も狭くなります。
つまり、同じ量の経皮毒が体内に入ると大人よりも毒の濃度が高くなるということなのです。
皮膚が傷ついていたり、湿疹などで荒れていたりすれば、さらに経皮毒の吸収率は高まり、そこに化粧品で化学物質を使ったりすれば、容易に体内に侵入させてしまうことになります。
特に、乳児はもちろん、幼児期から小児期の子どもの皮膚は、バリア機能が完成されておらず、健康な状態でも経皮毒の影響を受けてしまいます。
経皮毒は将来の子どもや孫にまで
メイクをするということは、女の子でしょう。その子は、将来子どもを生む可能性があります。
たった月に1度ならいいだろうと思っても、化学物質は年齢が低ければ低いほど、吸収されやすく影響を受けやすいのです。子ども用だからといって成分に配慮されているワケでもなく、大人用と同じ成分で作られているので、その危険性は言うに及びません。
そして経皮吸収された化学物質は、出て行くことなく蓄積され、将来その子の病気に繋がったり、そのまた子ども、孫にまで影響を与えるとしたらどうでしょうか?
流行しているからといって、安易に子どもにメイクをしたり、化粧品を使わせて大人のまねごとをさせるのは、危険だということを知っておいてください。
子どもは自然のままが一番!
子どもにパーマをかけたり、髪を染めたりしているのもよく見かけるようになりました。もちろんパーマやヘアダイに子ども用などなく、しかも頭皮は皮膚よりも経皮毒の影響を受けやすい場所です。
それを定期的に子どもに施すとどうなるか……。
もうおわかりですね?「なんとなく身体に悪い」ではなく、「間違いなく身体に悪影響」であることを自覚し、子どもにとって何が一番いいのかをよく考えましょう。
子ども用の化粧品は、決して肌にやさしいワケではないことを知り、どうしても使用する場合は成分表をよく見て、経皮毒の影響のないものを選んであげてください。
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