30代で閉経する人も?!閉経や更年期障害の若年化
2016/11/16
性の早熟化と同じように、閉経や更年期障害にも若年化が進んでいます。
早くに生理が終わってしまう、30代なのに更年期障害になってしまうなど、放っておくと他の病気のリスクをも伴うことも多いとか。その要因と治療法などをご紹介します。
早発閉経とは?
日本人の平均的な閉経年齢は50歳前後なのに対して、40歳以前に閉経してしまうことを早期閉経といいます。
これは卵巣機能が低下して女性ホルモンの分泌が少なくなってしまい、排卵がなくなるために閉経してしまうのです。
まだ十分に妊娠出産が可能な年齢での閉経は、不妊症だけでなく骨粗鬆症や高脂血症など、閉経後にかかりやすい病気のリスクをかかえることになるため、早めの治療をおすすめします。
若年性更年期障害とは?
3ヶ月以上月経がこない続発性無月経や早期閉経でも、更年期障害に似た症状があらわれることがあります。これを若年性更年期障害と呼びますが、これにはいくつか原因があります。
・ストレス
・不規則な生活
・環境ホルモンなど化学物質の影響
・無理なダイエット
・激しいスポーツ など
これらが原因でホルモンバランスを崩し、若い年齢で月経が不定期になったり、ほてりや動悸がしたりするなどの更年期障害に似た症状があらわれるのではないかと考えられています。
いずれにしても、若年性更年期障害の原因が、早発閉経によるものか、ホルモンバランスの乱れによるものなのかをよく見極め、対処していかねばなりません。早目に専門医で検査・治療を受けましょう。
更年期障害とは?
女性が40代後半になると卵巣から分泌される2つの女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」が次第に減少し、卵巣機能が衰えて閉経となります。
一般に閉経を挟んで前後10年、つまり45〜55歳頃に女性ホルモンのバランスが大きく変化することでさまざまな障がいが起こり、それを更年期障害と呼びます。
・ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)
・動悸
・手足の冷え
・肩こり
・腰痛
・頻尿
などが代表的な症状で、イライラやうつ状態など、精神的にも不安定になることがあります。
このように、閉経とは女性ホルモンのバランスを大きく変化させるため、早期に閉経しても、平均的に閉経しても女性の体調や精神面に大きく影響するのですね。異常をきたす場合にはやはり経皮毒が関係していると思われるので、予防対策は必要です。
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