陥りがちな、オーガニックに対する勘違い②
2016/11/14
植物由来の化学物質に気をつけて
前回も少し触れましたが、植物からからだに有害な化学物質を作り出すことはできます。また、禁止されているものと同じような作用を持つ成分を代わりに配合しているのにも関わらず、自分たちに都合のいいセールコピーで販売している化粧品会社もあるのです。悲しいかなそれが現実なんです・・。
植物由来でもケミカルなものになってしまえば、肌への影響は同じ
どんなに原料が植物であっても、化粧品に配合されるように加工された成分は、ケミカルなもの。植物由来であっても、そうでなくても、抽出され、化粧品に配合される成分となれば、肌におよぼす影響には違いはありません。こういった化学物質が配合された化粧品を使って、大変な肌トラブルに見舞われることも。けれど、一部の化粧品会社によっては、ケミカルなものが配合された化粧品を「オーガニック」や「自然派化粧品」と声高にうたって、あたかも肌に安全なものかのようにして、販売しているケースもあります。
禁止することが当然の成分を配合している例も
ある化粧品では、禁止することが当然の「ラウリル硫酸ナトリウム」という非常に強い洗浄剤を不使用と表示していました。けれど、それと同じくらい強力な洗浄作用がある「ラウリルスルホ酢酸ナトリウム」という成分が配合されていたことがあったのです。この成分の作用については禁止されてもおかしくないのに、美容師さんたちの間でもあまり話題にされていないようで、隠れた有害成分といえます。この商品に限らず、強調したい成分を前面にし、肌に悪い成分を配合していることは少なくありません。
使用する人の立場に立って、開発がなされ、誠実な説明のもと販売されるはずの化粧品が、販売会社にとって都合の良いように取り扱われているのは悩ましい事実です。10年、20年先の肌の健康のためにセールスコピーにダマされないように賢く化粧品選びをしたいものですね!
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関連項目
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