日用品に配合される界面活性剤の危険度を知ろう
2018/05/03
市販されている日用品の中から、どんなものを選べば安全なのでしょう?
成分表を見ても、長いカタカナが羅列されていて、さっぱりわからない……、
という思いをした人も多いのではないでしょうか?そこで、簡単な界面活性剤の見分け方をご紹介します。
原料ごとに分けて安全性を知る
界面活性剤の役割はいろいろありますが、中でも洗浄効果、つまり水と油を混ぜる力は欠かせません。より安全な製品を手に入れるため、界面活性剤の見分け方を知りましょう。
界面活性剤は、その原料から大きく3つに分けられます。
①脂肪酸カリウム・脂肪酸ナトリウム・石けん
危険度が一番低く、おすすめの成分です。これは、植物や動物の脂肪分を加工してつくられた界面活性剤で、製品によっては「石けん分」「純石けん分」「石けん素地」と表示されます。
しかし「固形石けん」は必ずしもこの分類とは限らず、合成界面活性剤を固形化したものであることもあるので注意しましょう。
②天然由来の合成界面活性剤
ヤシ油など天然の植物を原料とした界面活性剤は、化学合成によって作られます。合成界面活性剤にはなりますが、原料が天然素材なので、石油からつくられたものに比べると、はるかに毒性が低く、環境にもやさしいと言えます。
ヤシの実油を原料としたものは成分名の頭に「ヤシ」「ココ」「コカ」がよく使われています。
③石油由来の合成界面活性剤
最も避けたいのが、この石油由来の合成界面活性剤です。生分解性が低く、自然に帰りにくいのです。体内に取り込まれると、毒性が残りやすいということにもなります。
前に述べた①か②に当てはまらない成分は、石油由来の合成界面活性剤かもしれないと疑った方がいいかもしれません。
脂肪酸か天然由来を選ぼう
ご紹介したように、①の植物や動物の脂肪を使った界面活性剤が一番安全性が高いものです。
②はいわゆる合成界面活性剤にはなりますが、原料が天然であるため、安全性は中程度。一番避けたいのは③ですが、その中でもとくに「ラウリル〜」「ラウレス〜」は避けましょう。歯磨き粉にも含まれていますので、注意して選んでくださいね!
厳密に安全な界面活性剤というものは、存在しないのかもしれません。でも、できる限り安全性の高いものを選び、自分や大切な家族を守りましょう!
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関連項目
『日用品に配合される界面活性剤の危険度を知ろう』について、多くの人に知って欲しいです
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